防災ファシリテーター育成講座(おいらせ町)
避難所運営訓練を通した地域コミュニティ再生事業
男女共同参画の視点を持った防災訓練や避難所運営訓練をファシリテートできる人材育成をめざして行われたおいらせ会場。8月に実施した避難所運営訓練運営委員が14人、自主防災会等から7人、町の職員3人の計24人が参加しました。
おいらせ町での開催は避難所運営訓練の後の開催となったこともあり、課題解決のワークはせずに、「地域の防災資源」や「要援護者等、多様な立場の人の支援を考えよう」というワークに力を入れました。
講座の最後には、8月に実施した避難所運営訓練のふりかえりも兼ねて、「地域で取組む男女共同参画の視点を取り入れた中学生の防災教育」について、今後自分たちがどう取り組んでいくかを考えるワークを盛り込みました。その結果、町内会や自主防災会単位でも、地域の子どもたちを巻き込んだ取り組みが大切という意見が多く出されました。
アンケート結果をみると、参加動機で一番多かったのは、「地域防災について学習したかったから」が86.4%、続いて「今後の活動・仕事に活かしたいから」が54.5%の順でした。プログラム全体に対する評価は「非常に満足」「満足」あわせて、90.9%と高い評価をいただきました。
〈感想〉
・今まで受けた講習等では、避難所が開設されるまでの内容だったので、避難所運営について学ぶことが出来て大変良かった。特に女性の視点からの意見を取り入れることが重要であることが良く理解できた。
・テーマ別の困ることや対応などの項目を考える時に、自分で考えられることは少なく、幅広い知識が必要と感じた。やはり何人かのグループでの討論が良いと感じられた。
・防災・減災は教育及び訓練の積み重ねが大事であり、継続していきたい。
・今までの講座よりレベルアップした内容だったように思います。以前は気づけなかったことに気づけてとてもよかったです。
プログラム
開催概要
日時 | 2015年12月5日(土) 10時00分~16時00分 |
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場所 | おいらせ町東公民館(おいらせ町) |
講師 |
小山内 世喜子 あおもり被災地の地域コミュニティ再生支援事業実行委員会委員長、特定非営利活動法人全国女性会館協議会代表理事、指定管理者青森県男女共同参画センター館長 |
参加者 | 24名 |
参加費 | 無料 |
男女共同参画の視点を取り入れた『安心避難所づくり』4年間の取組み記録
この「4年間の取組み記録」を参考にし、今後、沢山のまちや地域で「安心避難所づくり」に取組まれ、災害・復興における住民主体のコミュニティの再生に繋がることを祈念するものです。
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男女共同参画の視点を取り入れた『安心避難所づくり』4年間の取り組み記録各章ごとのデータダウンロードはこちら
第1章 4年間の事業展開 第2章 避難所運営訓練を通じた学習成果 第3章 「学び」から「実践」へのプロセスの成果 第4章 寄稿 地域における取組みの成果と今度 第5章 まとめ 新聞から見る取組み 実行委員会名簿「安心避難所づくり」実施モデルカード
※ご自由にダウンロードしてお使いください。
・おいらせ町:地域住民が主体となりながら運営委員会で事業内容を練り上げていく
・青森市:町内会の女性が中心になりながら組織された運営委員会
・三沢市:公民館を拠点にし、自主防災会が中心となって地域住民ととも手に実施
・八戸市:公民館を拠点にし、自主防災会が中心となって地域住民とともに実施
・階上町:中学校の学校行事に位置づけながら住民とともに訓練を実施
男女共同参画の視点を取り入れた『安心できる避難所づくり』3年間の取組み
男女共同参画の視点を取り入れた『安心できる避難所づくり』3年間の取組み
男女共同参画の視点を取り入れた「安心避難所づくり」ハンドブック
県は、青森市及びおいらせ町において住民の方たちと一緒に「安心できる避難所づくり」をテーマにワークショップを実施し、男女共同参画の視点から防災・復興における課題解決に取り組んだ結果を反映させ、このハンドブックを作成しました。
御活用に当たっては、青森県ホームページよりダウンロード可能です。 青森県庁HP 男女共同参画の視点を取り入れた「安心避難所づくり」ハンドブック
男女共同参画の視点を取り入れた安心できる避難所づくりヒント集
そして、それは地域のリーダーの育成と地域コミュニティの再生にもつながります。 男女共同参画の視点を取り入れた安心できる避難所づくりヒント集