避難所運営を通じ、地域における中学生の係りを学ぶ
青森市原別地区避難所運営訓練 ふりかえりワークショップ

避難所運営訓練を通した地域コミュニティ再生事業

あおもり被災地の地域コミュニティ再生支援事業実行委員会主催の「避難所運営を通じ、地域における中学生の係りを学ぶ」の青森市原別地区における避難所運営訓練のふりかえりワークショップを実施しました。

8月17日に青森市立東中学校で地域住民や中学生と一緒に取り組んだ避難所運営訓練を体験して、避難所運営委員の皆さんからは次のような意見が出されました。
・半日の訓練だったが、避難所づくりや炊き出し訓練、さまざまな配慮が必要な人への対応など多くのことができた。今後は防災訓練の一環として本訓練を取り入れていくべきだと思う。
・要援護者スペースづくりを中学生の意見も聞きながら進められた。特にオムツ替えやミルクスペースは男性も利用するという意見が出され、男女双方の考えが必要なことがわかった。
・今回参加した中学生は一部の生徒だが、全校生徒にこの取組を聞かせたい。
・中学生は地域内にいる。地域内の中学校で訓練を行うことに意義がある。
・中学生には「男女」ではなく、「人」として地域住民を助けられる人になってほしい。こうした訓練を一度だけでなく何度も続けることで、大人になった時にリーダーになれる。

中学生と一緒に行った避難所運営訓練が中学生にとっても、運営委員や地域住民にとってもとても有意義な機会だったことがわかりました。また、このふりかえりワークショップには運営委員のほか、当日参加された女性の方々にもご参加いただき、率直な感想や意見を伺うことができ、こうした機会が大切であることを確認できました。

  • 実施風景
  • 実施風景
  • 実施風景

開催概要

日時 平成26年9月6日(土)18:00~21:30
場所 倭風ダイニング時代屋
講師 -
参加者 14名
参加費 無料
託児 なし

男女共同参画の視点を取り入れた『安心避難所づくり』4年間の取組み記録

男女共同参画の視点を取り入れた『安心避難所づくり』4年間の取り組み記録 表向きは「安心避難所運営訓練」という防災訓練ですが、本事業の意義は男女共同参画の視点を持つ住民の育成とまちづくりです。固定的な性別役割分担意識に起因する困難が様々に生じた被災体験に学び、誰もが安心して暮らせるコミュニティーとしての再生を、住民自身の手で果たせるようになることを最終目的として取り組んできました。
この「4年間の取組み記録」を参考にし、今後、沢山のまちや地域で「安心避難所づくり」に取組まれ、災害・復興における住民主体のコミュニティの再生に繋がることを祈念するものです。

全データダウンロードはこちら

男女共同参画の視点を取り入れた『安心避難所づくり』4年間の取り組み記録

各章ごとのデータダウンロードはこちら

第1章 4年間の事業展開 第2章 避難所運営訓練を通じた学習成果 第3章 「学び」から「実践」へのプロセスの成果 第4章 寄稿 地域における取組みの成果と今度 第5章 まとめ 新聞から見る取組み 実行委員会名簿

「安心避難所づくり」実施モデルカード

平成27年度に3市2町で実施した「避難所運営訓練」を、実施主体・形態の違いなどを示した実施モデルカードを作成しました。各自治体や自主防災組織がそれぞれの地域の特性にあった形を選択し、参考にしていただければと思います。
※ご自由にダウンロードしてお使いください。
おいらせ町:地域住民が主体となりながら運営委員会で事業内容を練り上げていく
青森市:町内会の女性が中心になりながら組織された運営委員会
三沢市:公民館を拠点にし、自主防災会が中心となって地域住民ととも手に実施
八戸市:公民館を拠点にし、自主防災会が中心となって地域住民とともに実施
階上町:中学校の学校行事に位置づけながら住民とともに訓練を実施

男女共同参画の視点を取り入れた『安心できる避難所づくり』3年間の取組み

男女共同参画の視点を取り入れた『安心できる避難所づくり』 東日本大震災から4年。その教訓を次につなげるために取り組んだ、「男女共同参画の視点を取り入れた『安心できる避難所づくり』」。  その目的は、(1)研修や実践を通して、男女のニーズの違いへの配慮等が避難所生活において必要であることなど、男女共同参画の視点からの災害対応について理解を深める。(2)災害時における女性の参画と女性リーダーの育成をめざす。  取組んだ「避難所運営訓練」により、参加者それぞれの気づきや体験のひとつひとつが男女共同参画社会の形成につながることを実感できました。3年間の取組みや成果をまとめましたので、ぜひ、ページを開いていただければ幸いです。
男女共同参画の視点を取り入れた『安心できる避難所づくり』3年間の取組み

男女共同参画の視点を取り入れた「安心避難所づくり」ハンドブック

「安心避難所づくり」ハンドブック 東日本大震災を契機に、防災・復興の各段階において、男女のニーズの違いなど男女双方の視点に配慮した体制づくりの必要性が再認識されました。
県は、青森市及びおいらせ町において住民の方たちと一緒に「安心できる避難所づくり」をテーマにワークショップを実施し、男女共同参画の視点から防災・復興における課題解決に取り組んだ結果を反映させ、このハンドブックを作成しました。
御活用に当たっては、青森県ホームページよりダウンロード可能です。 青森県庁HP 男女共同参画の視点を取り入れた「安心避難所づくり」ハンドブック

男女共同参画の視点を取り入れた安心できる避難所づくりヒント集

安心できる避難所づくりヒント集避難所生活が長引いた時、少しでも心地よい環境づくり、多様な人たちに配慮した避難所運営ができるよう、訓練を繰り返すことが大切です。
そして、それは地域のリーダーの育成と地域コミュニティの再生にもつながります。 男女共同参画の視点を取り入れた安心できる避難所づくりヒント集

このページのトップへ