講演会「今、伝えたいこと~福島から希望が繋がる農縁づくり~」
平成26年度「学びを通じた被災地の地域コミュニティ再生支援事業」
震災から4年、新しい未来の農業を創ることを掲げ、継続的に福島で生きる人々と向き合い、福島県の現状を伝えようと取り組んでいる、きぼうのたねカンパニー株式会社の菅野瑞穂さんに、取り組みから伝えたいことをお話していただきました。
菅野さんの福島県二本松市東和地区は、有機農業を町全体で積極的に取り組む自然豊かな地区でした。しかし東日本大震災後、農業従事者が農業を廃業し、人口が減るなど、町や農業が一転しました。
現在も福島県は原発事故による風評被害の影響を受けています。菅野さんの農業も多大な影響を受けました。そこで菅野さんは「ピンチはチャンス」と2013年に会社を設立しました。「たねをまくことは命をつなぐこと」を掲げ精力的に活動しています。菅野さんは、メディアからは伝わらない今の福島を理解してほしいと、農業体験ツアーを企画、また大学と提携したりなど、多くの人達が参加するようになりました。「現実から逃げないで、正面から向き合っていきたい。未来を切り開くのは私達である」と前向きなお話を伺いました。
おしゃべりカフェは、菅野さんにも引き続き参加をしていただきました。福島県外避難者からは「菅野さんのような若い人に福島の未来のために頑張ってほしい」「子どもには放射能のある環境に置くことはまだ不安である。また現実として住める場所とは思っていない」「このまま青森に住むことになるのか。自分はどうしたらよいのか不安である」「夜も眠れないことが続いている」など、参加者それぞれの思いが率直に語られました。今後も引き続き、抱えている様々な思いを率直に語ることのできる場を設けることが大切だと思いました。
開催概要
日時 | 平成27年3月22日(日) 講演会13:30~15:10 おしゃべりカフェ15:20~16:30 |
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場所 | ねぶたの家 ワラッセ 講演会&おしゃべりカフェ 交流研修室(1) 託児 交流研修室(3) |
講師 | きぼうのたねカンパニー株式会社菅野瑞穂 |
参加者 | 講座:17名 おしゃべりカフェ:11名 |
参加費 | 無料 |
託児 | 1名 |
男女共同参画の視点を取り入れた『安心避難所づくり』4年間の取組み記録
この「4年間の取組み記録」を参考にし、今後、沢山のまちや地域で「安心避難所づくり」に取組まれ、災害・復興における住民主体のコミュニティの再生に繋がることを祈念するものです。
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男女共同参画の視点を取り入れた『安心避難所づくり』4年間の取り組み記録各章ごとのデータダウンロードはこちら
第1章 4年間の事業展開 第2章 避難所運営訓練を通じた学習成果 第3章 「学び」から「実践」へのプロセスの成果 第4章 寄稿 地域における取組みの成果と今度 第5章 まとめ 新聞から見る取組み 実行委員会名簿「安心避難所づくり」実施モデルカード
※ご自由にダウンロードしてお使いください。
・おいらせ町:地域住民が主体となりながら運営委員会で事業内容を練り上げていく
・青森市:町内会の女性が中心になりながら組織された運営委員会
・三沢市:公民館を拠点にし、自主防災会が中心となって地域住民ととも手に実施
・八戸市:公民館を拠点にし、自主防災会が中心となって地域住民とともに実施
・階上町:中学校の学校行事に位置づけながら住民とともに訓練を実施
男女共同参画の視点を取り入れた『安心できる避難所づくり』3年間の取組み
男女共同参画の視点を取り入れた『安心できる避難所づくり』3年間の取組み
男女共同参画の視点を取り入れた「安心避難所づくり」ハンドブック
県は、青森市及びおいらせ町において住民の方たちと一緒に「安心できる避難所づくり」をテーマにワークショップを実施し、男女共同参画の視点から防災・復興における課題解決に取り組んだ結果を反映させ、このハンドブックを作成しました。
御活用に当たっては、青森県ホームページよりダウンロード可能です。 青森県庁HP 男女共同参画の視点を取り入れた「安心避難所づくり」ハンドブック
男女共同参画の視点を取り入れた安心できる避難所づくりヒント集
そして、それは地域のリーダーの育成と地域コミュニティの再生にもつながります。 男女共同参画の視点を取り入れた安心できる避難所づくりヒント集