防災訓練を通じての地域コミュニティ再生 青森市
避難所訓練

防災訓練を通じての地域コミュニティ再生事業

平成24年度に実施した「男女共同参画地域防災体制づくり事業」での避難所ワークショップを1段階ステップアップさせた形で実施。

避難所運営のノウハウを確認するとともに、さらなる被災者対応のノウハウ構築に向け、運営委員が主体的に避難所の在り方について二回の事前ワークショップを実施しての開催となりました。

アピオあおもりに一般避難所、福祉避難所、女性支援のための避難所を設営し、被災者が個別に抱える課題解決に向けたスクリーニングやロールプレイを通じて実践的訓練を実施しました。

訓練を通して、年齢・分野を超えた、さまざまな被災女性の課題を確認・可視化し、ニーズキャッチ力を身につける訓練ともなりました。また、各専門機関の方々と連携しながら実施したことで、互いの強みを理解し合い、災害時のネットワークづくりの一歩目を踏み出すことにもつながりました。

参加者からは継続的な訓練の実施を望む声も多く聞かれました。

  • 実施風景
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開催概要

日時 2013年9月22日(日)10:00~15:00
場所 アピオあおもり 全館
講師 NPO法人さくらネット代表理事石井布紀子
参加者 120名
 ・防災訓練を通じての地域コミュニティの再生運営委員
  (町内会役員、青森県看護協会、青森県防災士会、青森市青森消防団青桜分    団、青森市社会福祉協議会、民生委員、ウィメンズネット青森、青森市・    青森県行政職員)
 ・青森市立南中学校、東中学校
 ・青森市女性団体連絡協議会
 ・青森市横山町内会、上浦町町内会
 ・青森市食生活改善推進員会
 ・関心のある一般市民(公募)
 ・青森県男女共同参画センター・青森県子ども家庭支援センター
参加費 無料
託児 なし(女性支援避難所に保育士を配置)

男女共同参画の視点を取り入れた『安心避難所づくり』4年間の取組み記録

男女共同参画の視点を取り入れた『安心避難所づくり』4年間の取り組み記録 表向きは「安心避難所運営訓練」という防災訓練ですが、本事業の意義は男女共同参画の視点を持つ住民の育成とまちづくりです。固定的な性別役割分担意識に起因する困難が様々に生じた被災体験に学び、誰もが安心して暮らせるコミュニティーとしての再生を、住民自身の手で果たせるようになることを最終目的として取り組んできました。
この「4年間の取組み記録」を参考にし、今後、沢山のまちや地域で「安心避難所づくり」に取組まれ、災害・復興における住民主体のコミュニティの再生に繋がることを祈念するものです。

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男女共同参画の視点を取り入れた『安心避難所づくり』4年間の取り組み記録

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第1章 4年間の事業展開 第2章 避難所運営訓練を通じた学習成果 第3章 「学び」から「実践」へのプロセスの成果 第4章 寄稿 地域における取組みの成果と今度 第5章 まとめ 新聞から見る取組み 実行委員会名簿

「安心避難所づくり」実施モデルカード

平成27年度に3市2町で実施した「避難所運営訓練」を、実施主体・形態の違いなどを示した実施モデルカードを作成しました。各自治体や自主防災組織がそれぞれの地域の特性にあった形を選択し、参考にしていただければと思います。
※ご自由にダウンロードしてお使いください。
おいらせ町:地域住民が主体となりながら運営委員会で事業内容を練り上げていく
青森市:町内会の女性が中心になりながら組織された運営委員会
三沢市:公民館を拠点にし、自主防災会が中心となって地域住民ととも手に実施
八戸市:公民館を拠点にし、自主防災会が中心となって地域住民とともに実施
階上町:中学校の学校行事に位置づけながら住民とともに訓練を実施

男女共同参画の視点を取り入れた『安心できる避難所づくり』3年間の取組み

男女共同参画の視点を取り入れた『安心できる避難所づくり』 東日本大震災から4年。その教訓を次につなげるために取り組んだ、「男女共同参画の視点を取り入れた『安心できる避難所づくり』」。  その目的は、(1)研修や実践を通して、男女のニーズの違いへの配慮等が避難所生活において必要であることなど、男女共同参画の視点からの災害対応について理解を深める。(2)災害時における女性の参画と女性リーダーの育成をめざす。  取組んだ「避難所運営訓練」により、参加者それぞれの気づきや体験のひとつひとつが男女共同参画社会の形成につながることを実感できました。3年間の取組みや成果をまとめましたので、ぜひ、ページを開いていただければ幸いです。
男女共同参画の視点を取り入れた『安心できる避難所づくり』3年間の取組み

男女共同参画の視点を取り入れた「安心避難所づくり」ハンドブック

「安心避難所づくり」ハンドブック 東日本大震災を契機に、防災・復興の各段階において、男女のニーズの違いなど男女双方の視点に配慮した体制づくりの必要性が再認識されました。
県は、青森市及びおいらせ町において住民の方たちと一緒に「安心できる避難所づくり」をテーマにワークショップを実施し、男女共同参画の視点から防災・復興における課題解決に取り組んだ結果を反映させ、このハンドブックを作成しました。
御活用に当たっては、青森県ホームページよりダウンロード可能です。 青森県庁HP 男女共同参画の視点を取り入れた「安心避難所づくり」ハンドブック

男女共同参画の視点を取り入れた安心できる避難所づくりヒント集

安心できる避難所づくりヒント集避難所生活が長引いた時、少しでも心地よい環境づくり、多様な人たちに配慮した避難所運営ができるよう、訓練を繰り返すことが大切です。
そして、それは地域のリーダーの育成と地域コミュニティの再生にもつながります。 男女共同参画の視点を取り入れた安心できる避難所づくりヒント集

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