第1回放射線勉強会&カタリバ

被災住民の学びの場とカタリバを通した生きがいづくり事業

平成23年3月の東日本大震災により、被災地では避難生活が長期化しています。福島第一原子力発電所の事故の影響で、福島県外避難者は新しい場所での生活の不安や、慣れない人間関係の悩み、放射線の情報の不足によるなどが、避難者の身の回りに起こっています。

まず「放射線勉強会」では、「原発事故で発生した放射性物質ってどんなもの?」というテーマで鶴見先生からお話がありました。参加者から「放射線による子どもの体への影響が心配」「低線量被爆の不安」「原発事故当時、放射性物質がどのように広がったのか。」の質問がありました。難しいイメージの放射性物質の知識や、放射線の子どもへの影響を大変に分かりやすくお話ししていただきました。

「カタリバ」では、お互いを知り合うために用意した福島県地図の中に、自分が震災前に住んでいた部分にシールを貼り、自己紹介をしました。初顔合わせでしたが、緊張感がとれリラックスした雰囲気になりました。参加者から、「放射線の子どもへの影響が本当に心配で不安」、「福島へ戻りたいが、調べる手段がインターネットしかなく福島県内の情報が不足」などのお話しがありました。カタリバで不安を抱えているのは自分一人ではないと知ることができたなど、参加して本当によかったという声が多く寄せられました。

今後も県外避難者の方々と一緒に悩みや不安を共有・共感し、次のステップへつながる機会を設けたいと思います。

  • 実施風景
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開催概要

日時 2012年11月17日(土)13:30~15:30
場所 アピオあおもり ボランティアルーム
講師 弘前大学大学院理工学研究科教授鶴見 実
参加者 9名
参加費 無料
託児 1名

男女共同参画の視点を取り入れた『安心避難所づくり』4年間の取組み記録

男女共同参画の視点を取り入れた『安心避難所づくり』4年間の取り組み記録 表向きは「安心避難所運営訓練」という防災訓練ですが、本事業の意義は男女共同参画の視点を持つ住民の育成とまちづくりです。固定的な性別役割分担意識に起因する困難が様々に生じた被災体験に学び、誰もが安心して暮らせるコミュニティーとしての再生を、住民自身の手で果たせるようになることを最終目的として取り組んできました。
この「4年間の取組み記録」を参考にし、今後、沢山のまちや地域で「安心避難所づくり」に取組まれ、災害・復興における住民主体のコミュニティの再生に繋がることを祈念するものです。

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男女共同参画の視点を取り入れた『安心避難所づくり』4年間の取り組み記録

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第1章 4年間の事業展開 第2章 避難所運営訓練を通じた学習成果 第3章 「学び」から「実践」へのプロセスの成果 第4章 寄稿 地域における取組みの成果と今度 第5章 まとめ 新聞から見る取組み 実行委員会名簿

「安心避難所づくり」実施モデルカード

平成27年度に3市2町で実施した「避難所運営訓練」を、実施主体・形態の違いなどを示した実施モデルカードを作成しました。各自治体や自主防災組織がそれぞれの地域の特性にあった形を選択し、参考にしていただければと思います。
※ご自由にダウンロードしてお使いください。
おいらせ町:地域住民が主体となりながら運営委員会で事業内容を練り上げていく
青森市:町内会の女性が中心になりながら組織された運営委員会
三沢市:公民館を拠点にし、自主防災会が中心となって地域住民ととも手に実施
八戸市:公民館を拠点にし、自主防災会が中心となって地域住民とともに実施
階上町:中学校の学校行事に位置づけながら住民とともに訓練を実施

男女共同参画の視点を取り入れた『安心できる避難所づくり』3年間の取組み

男女共同参画の視点を取り入れた『安心できる避難所づくり』 東日本大震災から4年。その教訓を次につなげるために取り組んだ、「男女共同参画の視点を取り入れた『安心できる避難所づくり』」。  その目的は、(1)研修や実践を通して、男女のニーズの違いへの配慮等が避難所生活において必要であることなど、男女共同参画の視点からの災害対応について理解を深める。(2)災害時における女性の参画と女性リーダーの育成をめざす。  取組んだ「避難所運営訓練」により、参加者それぞれの気づきや体験のひとつひとつが男女共同参画社会の形成につながることを実感できました。3年間の取組みや成果をまとめましたので、ぜひ、ページを開いていただければ幸いです。
男女共同参画の視点を取り入れた『安心できる避難所づくり』3年間の取組み

男女共同参画の視点を取り入れた「安心避難所づくり」ハンドブック

「安心避難所づくり」ハンドブック 東日本大震災を契機に、防災・復興の各段階において、男女のニーズの違いなど男女双方の視点に配慮した体制づくりの必要性が再認識されました。
県は、青森市及びおいらせ町において住民の方たちと一緒に「安心できる避難所づくり」をテーマにワークショップを実施し、男女共同参画の視点から防災・復興における課題解決に取り組んだ結果を反映させ、このハンドブックを作成しました。
御活用に当たっては、青森県ホームページよりダウンロード可能です。 青森県庁HP 男女共同参画の視点を取り入れた「安心避難所づくり」ハンドブック

男女共同参画の視点を取り入れた安心できる避難所づくりヒント集

安心できる避難所づくりヒント集避難所生活が長引いた時、少しでも心地よい環境づくり、多様な人たちに配慮した避難所運営ができるよう、訓練を繰り返すことが大切です。
そして、それは地域のリーダーの育成と地域コミュニティの再生にもつながります。 男女共同参画の視点を取り入れた安心できる避難所づくりヒント集

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