多様な人たちが力を発揮して「災害に強いまちづくり」

「男女共同参画視点避難所マニュアル」DVD制作と防災教育への活用

「防災教育」の一環として活用していただくことを目的に、男女共同参画の視点の避難所マニュアル(DVD)、「安心できる避難所づくり」が完成。

今回はこのDVDの視聴及び講演やワークショップ等を通して、避難所運営や防災・減災・復興における男女共同参画の視点の必要性の理解を深め、防災も含めた地域の総合力となる活動に結び付くことを目的に開催されました。

会場の白銀公民館には普段から公民館を利用している地区住民をはじめ、多くの参加者がきてくれました。
DVD(30分)を視聴後、相川康子さんの講演、ワークショップ、そして非常食の試食会へと移り、普段あまり食したことのない非常食を口にしてみて、非常食の必要性と多種多様な味を確認していました。実際に「アルファ米」の作り方を実演してみたところ、手軽にできる事と白米に近い味にみなさん驚いていました。

また、ところ狭しと並べられた「女性に優しい避難所グッズ」や「東日本大震災新聞クリッピングパネル」の展示品の数々も好評でした。なかでも「簡易トイレ」について、購入方法、トイレの使い方、使用後の処理方法など熱心に聞いてる方が多く見受けられました。

なお、今回上映したDVDは青森県男女共同参画センター情報ライブラリー(TEL017-732-1024)をはじめ青森県内各市町村の図書館・男女共同参画担当課にて貸出しが可能です。自主防災会や町内会等の学習会などさまざまなシーンでぜひご活用ください。

  • 実施風景
  • 実施風景

開催概要

日時 2013年3月3日(日)10:00~13:00
場所 八戸市白銀公民館
講師 特定非営利活動法人NPO政策研究所 専務理事/主任研究員相川 康子
参加者 白銀地区住民など100名
参加費 無料
託児 なし

チラシ

男女共同参画の視点を取り入れた『安心避難所づくり』4年間の取組み記録

男女共同参画の視点を取り入れた『安心避難所づくり』4年間の取り組み記録 表向きは「安心避難所運営訓練」という防災訓練ですが、本事業の意義は男女共同参画の視点を持つ住民の育成とまちづくりです。固定的な性別役割分担意識に起因する困難が様々に生じた被災体験に学び、誰もが安心して暮らせるコミュニティーとしての再生を、住民自身の手で果たせるようになることを最終目的として取り組んできました。
この「4年間の取組み記録」を参考にし、今後、沢山のまちや地域で「安心避難所づくり」に取組まれ、災害・復興における住民主体のコミュニティの再生に繋がることを祈念するものです。

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男女共同参画の視点を取り入れた『安心避難所づくり』4年間の取り組み記録

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第1章 4年間の事業展開 第2章 避難所運営訓練を通じた学習成果 第3章 「学び」から「実践」へのプロセスの成果 第4章 寄稿 地域における取組みの成果と今度 第5章 まとめ 新聞から見る取組み 実行委員会名簿

「安心避難所づくり」実施モデルカード

平成27年度に3市2町で実施した「避難所運営訓練」を、実施主体・形態の違いなどを示した実施モデルカードを作成しました。各自治体や自主防災組織がそれぞれの地域の特性にあった形を選択し、参考にしていただければと思います。
※ご自由にダウンロードしてお使いください。
おいらせ町:地域住民が主体となりながら運営委員会で事業内容を練り上げていく
青森市:町内会の女性が中心になりながら組織された運営委員会
三沢市:公民館を拠点にし、自主防災会が中心となって地域住民ととも手に実施
八戸市:公民館を拠点にし、自主防災会が中心となって地域住民とともに実施
階上町:中学校の学校行事に位置づけながら住民とともに訓練を実施

男女共同参画の視点を取り入れた『安心できる避難所づくり』3年間の取組み

男女共同参画の視点を取り入れた『安心できる避難所づくり』 東日本大震災から4年。その教訓を次につなげるために取り組んだ、「男女共同参画の視点を取り入れた『安心できる避難所づくり』」。  その目的は、(1)研修や実践を通して、男女のニーズの違いへの配慮等が避難所生活において必要であることなど、男女共同参画の視点からの災害対応について理解を深める。(2)災害時における女性の参画と女性リーダーの育成をめざす。  取組んだ「避難所運営訓練」により、参加者それぞれの気づきや体験のひとつひとつが男女共同参画社会の形成につながることを実感できました。3年間の取組みや成果をまとめましたので、ぜひ、ページを開いていただければ幸いです。
男女共同参画の視点を取り入れた『安心できる避難所づくり』3年間の取組み

男女共同参画の視点を取り入れた「安心避難所づくり」ハンドブック

「安心避難所づくり」ハンドブック 東日本大震災を契機に、防災・復興の各段階において、男女のニーズの違いなど男女双方の視点に配慮した体制づくりの必要性が再認識されました。
県は、青森市及びおいらせ町において住民の方たちと一緒に「安心できる避難所づくり」をテーマにワークショップを実施し、男女共同参画の視点から防災・復興における課題解決に取り組んだ結果を反映させ、このハンドブックを作成しました。
御活用に当たっては、青森県ホームページよりダウンロード可能です。 青森県庁HP 男女共同参画の視点を取り入れた「安心避難所づくり」ハンドブック

男女共同参画の視点を取り入れた安心できる避難所づくりヒント集

安心できる避難所づくりヒント集避難所生活が長引いた時、少しでも心地よい環境づくり、多様な人たちに配慮した避難所運営ができるよう、訓練を繰り返すことが大切です。
そして、それは地域のリーダーの育成と地域コミュニティの再生にもつながります。 男女共同参画の視点を取り入れた安心できる避難所づくりヒント集

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